素材の本質を見極める。
TATEOKA TAKESHIが大切にしているのは「本質」です。
食材や、水、調味料などが、どこで生まれ、どこで育ち、どうやってここにたどり着いたのか。お皿の上に並べられるすべての素材の背景を深く知ること、つまり本質を理解することで、素材の可能性は無限大に広がります。
料理を志す者にとって、この「本質を見極める」ということは当たり前のことかもしれません。けれど、この当たり前を大切にすることで、お客様はもちろん、僕たち自身も驚くような香りや、味わいが日々生まれ、進化してゆくものだと思っています。
大地の力強さを表現する。
野菜料理では、木目の皿を大地に見立て、旬の素材を美しく並べることにより、豊かな自然や日本の美しい四季を表現します。
季節の変わり目には、季節に応じた野菜を皿上の年輪に沿って時計周りに並べ、順を追って食べていただくことで、時間の流れや季節の移り変わりを体感することができます。
この一皿は、通常のフランス料理店をイメージされていたお客様は驚く方もいるかもしれません。皿の上に広がる景色を感じながら、その驚きが大きな喜びに変わるように、大地の力強さや四季の移ろいを、味覚と視覚で楽しんでいただきたいと思っています。
職人たちの技が深みを与える。
TATEOKA TAKESHIの店内を彩るのは、全国各地の芸術家たちによる作品の数々です。自然の力強さを感じる木目の皿、繊細な細工が施されたグラス、美しく深みのある色合いのガラス工芸、専属フローリストによる生花など、視覚で感じる豊かさを大切にしています。四季の移ろいと共に、店内も表情を変えてゆきます。その瞬間のかけがえのない贅沢を、お楽しみください。